2010年12月10日

5401 新日本製鐵 [鉄鋼] 「強気」

10年12月10日終値 293円 予想PER 14.65倍 実績PBR 1.02倍 予想配当利 1.02%
【URL】http://www.nsc.co.jp/
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=5401.t
【特色】粗鋼生産国内首位。ポスコ(韓国)等と親密。住金、神戸製鋼とは包括提携。ブラジルに高炉持分
【連結事業】製鉄80(-1)、エンジニアリング8(10)、都市開発2(4)、化学5(6)、新素材2(1)、システムソリューション3(7)【海外】32
【投資判断】
11年3月期の連結業績は売上高が4兆1,500億円(前期比19.0%増)、営業利益は2,100億円(同6.6倍)と急回復する見通し。
12月10日付日経新聞では、7ヵ月ぶりにH形鋼の価格引き上げを流通業者に伝えた、と報じられている。原材料価格の値上げ分は転嫁していくと予想される。
国内ではエコカー補助金の終了などから鋼板需要の減速が見込まれるものの、世界的には自動車販売は伸びており、同社の収益の柱となっている自動車向け鋼板の見通しは良好。投資判断は業績のモメンタムから「強気」とする。
【会社概要】
粗鋼生産で国内トップ、世界では第2位のシェアを占める高炉大手。高級鋼板では世界最高水準の技術力を有する。海外主要大手鉄鋼会社と戦略的提携を進めているほか、国内では鉄鋼業界の盟主として住友金属工業、神戸製鋼所との株式持合いをはじめ、系列の電炉、特殊鋼メーカーと緩やかな提携関係を結ぶなど、海外からのM&Aを防止するための地盤固めを進めている。
リスク要因としては自動車販売の減速、原材料価格の乱高下、新興国の引き締めなどが挙げられる。鋼材の需要を牽引してきた中国などの新興国はインフレ警戒から金融引き締めの方向に動いている。原材料である鉄鉱石と原料炭の価格は前期までは年一回の値決めから、四半期ごとに値決めをする方式に変更となった。スポット市場での中国の買い付け状況に価格が左右されやすくなっており、同国の動向が引き続き注目される。
国内ではエコカー補助金を追い風に国内の自動車販売が好調に推移したことが業績の回復を支えてきた。その補助金が9月で終了した。新興国での販売が依然として伸びているものの、国内の自動車販売が減速すると、採算性の良い高級鋼板の出荷に悪影響が出る可能性がある。
【業績動向】
11年3月期第2四半期累計(4〜9月)の連結業績は、売上高2兆221億円(前年同期比28.5%増)、営業損益1,181億円の黒字(前年同期は714億円の赤字)、最終損益710億円の黒字(同718億円の赤字)だった。主力の製鉄事業は、輸出を中心とした高水準の需要を着実に取り込むことで、上半期の出荷量は1,559万トンと前年度下期とおおむね同水準を確保した。同事業の売上高は1兆7,186億円、経常利益は1,176億円だった。
これまで経常利益(2,500億円、前期比21.1倍)のみ公表済みだった11年3月期の連結業績予想も発表した。売上高は4兆1,500億円(前期比19.0%増)、営業利益は2,100億円(同6.6倍)、純利益は1,300億円(前期は115億円の赤字)を見込んでいる。国内景気の不透明要素が払しょくできない点、第4四半期の原料価格交渉が始まっていないこと、第3四半期以降の販売価格交渉を主要需要家との間で開始したばかりであることなどの不確定要素を挙げ、在庫評価益が含まれる上期の一過的な損益影響を除き、上期とほぼ同じ損益水準を目指すことにしたという。
posted by みゅう at 23:59| 5400 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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